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中東のイスラエルとパレスチナでは、双方の攻撃の応酬が激しさを増し、多数の死者が出ていることから、現地の日本大使館が注意を呼びかけています。

中東のエルサレムでは、イスラム教の断食月ラマダンが始まった先月中旬以降、イスラエルの治安部隊と旧市街の聖地を訪れるパレスチナ人の衝突が続いています。この衝突は、5月10日以降、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルによる攻撃の応酬に発展し、ハマスは5月10日から11日にかけて、イスラエル南部の町などに500発以上のロケット弾を発射、イスラエルの市民2人が死亡しました。これに対し、イスラエル側も空爆で反撃、パレスチナのガザ地区では、当局によりますと、子どもを含む30人が死亡、200人以上が怪我をしたということです。
現地の日本大使館は、現地に滞在する日本人に対して、ラマダン明けの5月15日ごろまでは宗教行事が多く、緊張状態がさらに高まる可能性があるとした上で、ロケット弾の飛来を知らせる警報などが出された場合は、速やかにシェルターなどに避難するよう、注意を呼びかけています。
07:29 AM, May 16 2021